脂質をたくさん摂ると、肌の潤いが増すって本当??

脂質、ざっくり言えば油や脂肪。これらを積極的に摂取すると太ってしまうデメリットがありますが、肌の潤いを増すことができる!といったお話も聞きませんか?逆に、脂質を減らすダイエットをしていると、乾燥肌になったり・・・。

もしそれが本当なら、私のこの経験は頷けます。“この経験”というのは、胃腸への負担を心配して脂質の摂取を減らしたところ肌が乾燥して敏感肌っぽくなったという経験です。若干、老けたような印象になった気もします。

この記事では、脂質をたくさん摂ると本当に肌の保湿に良いのか、理屈なり私なりの考えなりをお伝えしていきたいと思います。綺麗になりたい方、是非ご参考あれ!

肌のバリアは皮脂

まず少し小難しいお話になりますが、どうかご辛抱ください。

スキンケアにおいての基礎中の基礎。それは、肌を保護しているバリア機能=皮脂だということです。肌が自ら脂を作り出し、そのお蔭で外的な刺激(空気乾燥や紫外線、花粉、黄砂等々)から身を守れるわけです。

皮脂は、毛穴の奥に潜んでいる“皮脂腺(あるいは脂線)”というところで生成されます。皮脂腺には皮脂腺細胞というのがあるのですが、そいつが皮脂を作り出す張本人。肌が皮脂を必要とするとき、その細胞は自爆して放出します。

実際にはもう少し難しい話ですが、ざっくり言えばそんなイメージです。

じゃあ、皮脂の成分は何ぞや?というわけですが、皮脂の素となる成分はグリセリン脂肪酸エステル・・・というものです。なんだかめっちゃカタい名前ですね(^^;)

そのグリセリン脂肪酸エステルは、天然の油脂に多く含まれていると言われ、また、脂肪酸とグリセリンを合成することでも作り出すことができるようです。

人間の体内もうまくできていて、取り込まれた油はグリセリン脂肪酸エステルに変化するそうです。

ちなみに、グリセリン脂肪酸エステルはパンやお菓子などの入荷安定剤としても頻繁に使われていて、その安全性の高さがうかがい知れます。ただ、合成前の脂肪酸自体色々なタイプがあるので、グリセリン脂肪酸エステルと一口に言ってもバシッとひとつのタイプに限定することはできないみたいです。

脂質を摂れば皮脂が増えやすくなる

以上の小難しい話を基にすると、脂質(油)を積極的に摂れば摂るほど、皮脂の分泌は増えやすくなる可能性があるということですね。

まあ、人間の体についての詳しい話は私には分かりませんし、必ずしもそうなるとは断言できませんが、皮脂を多くしたいなら、意識的に脂質を摂取すると良いかもしれません。

経験からも言えますね。脂質を多く摂る生活を続けていると、脂性肌っぽくなってきます。それに、元々皮脂分泌量の少ない女性や乾燥肌の方でも、肌の潤い感が増すことがあります。

肌質や体質は人それぞれなので答えはありませんが、肌のカサカサ感でお悩みの方は、今一度、一日に摂るべき脂質量が足りているのかを考え直してみると良いかもしれませんね。

健康のためにも脂質は大事

脂質は肌を保護する以外にも、エネルギーを蓄えたり、体温を保ったり、代謝を整えたりする役割を担っています。だから、欠乏すると貧弱・軟弱になってしまうわけですね。

ダイエットだ!!といって脂質を大幅に制限する人がいますが、それは実は不健康を招きます。結果としてダイエットも失敗に終わることがあるので、脂質は程よく摂取してほうが良いと思いますよ。

摂りすぎはニキビの原因に!?

しかし、脂質の摂りすぎもいけません。

脂っぽいお菓子や揚げ物を多く食べている人は、そうでない人に比べて皮脂の分泌量が多く、乾燥肌を招きにくいのは確かにあります。でも、皮脂が必要以上に分泌されると、脂性肌といって、脂っぽい肌になりやすくなります。

脂性肌になったからといって必ずしもニキビができるとが限りませんが、ニキビというのは、皮脂や老廃物やアクネ菌などが混ざって肌を刺激することで発生します。皮脂が多くなれば、それだけニキビのできる確率も高くなるということです。

だから脂質は、足りないのも肌の美容には良くないですが、過剰摂取もよろしくないというわけです。

過剰摂取は胃腸にも悪い

脂質は、少なからず胃腸に負担をかけます。揚げ物やお菓子をたくさん食べたりすると胃がもたれることはないでしょうか?それが、胃に負担がかかっている状態です。

適量なら良いのですが、脂質の過剰摂取が日々続いていくと、胃が弱ります。そして、食べ物はうまく消化されずに腸のほうに流れ、腸にも刺激を加えてしまいます。腸の働きが狂うと、下痢や便秘にも影響が加わります。

臓器のはたらきは肌ともつながっているので、胃腸が傷むと肌にもその影響が及びます。ニキビが増えたり敏感肌になったりするのも、こういった体内不調に起因する場合も少なくないでしょう。

また、油の質や種類によっても、体に良いか悪いかが変わってくるので、興味がございましたら、ぜひ調べてみると良いと思います。

一日に摂るべき、適切な脂質量は?

さて、先述から、脂質は欠いてもいけないし摂りすぎもいけないことが分かりました。では、一日にどれくらいの量が適切なのでしょうか?

もちろん年齢や体質、性別、生活パターンなどによって上下しますが、だいたい一日に必要なエネルギーの20~25%くらいが良いと言われています。一日あたり2000kcalが必要な人だと400~500kcalほどで、グラム換算すると約50gとなります(1gを9kcalとした場合)。

で、あなた様の場合はどうなるか?・・・といったら、まずは一日に必要なカロリーを、前提として知っておく必要があります。下記サイトで詳しく紹介されているので、ぜひ調べてみると良いでしょう。

⇒ 日本医師会 1日に必要なカロリー「推定エネルギー必要量」

そして、一日に必要なカロリーが分かったら、

 カロリー × 0.2(~0.25) ÷ 9

で算出すれば、一日に必要な脂質量(g)が分かります。その値が、健康や美容を維持するのに最も適していた脂質量ではないかと思いますよ。もちろん個人差はありますが。

ところが、カロリーって脂質だけではなくて、糖質やタンパク質にもありますので、実際はもう少し複雑です。今回は、あくまで脂質のみにスポットライトを当てたまでですので、ご了承ください。

なお、何らかの病気を持った方は、医師の指示に従うべきでしょう。例えば、胃潰瘍や大腸炎とかだったら脂質量を減らすべきですもんね。その辺は臨機応変に・・・。

乾燥してるのに皮脂が出ることも

最後に補足説明をして終わりにしたいと思います。

特に女性に多いですが、乾燥肌なのにもかかわらず、皮脂が多く分泌されてしまうことがあります。それは、肌乾燥を招いた結果、肌が自分を守ろうと、緊急的にバリア皮脂を出している状態です。

その状態だと、肌は潤っているように見えて、実は根本的には乾燥しているというわけです。特に、肌機能の調節がうまくいかない敏感肌の方に多く見られるような気がします(逆にほとんど皮脂が出ないこともありますが)。

だから、そういった隠れ乾燥肌の場合は、しっかりと内側や外側からのケアが必要です。もちろん、隠れ乾燥肌でなくても元々脂性肌である人も、脂性肌向けのスキンケアをしっかりしていきましょう。

いずれにせよ、脂質だけ気にしても仕方がありません。色んな栄養素を摂って、睡眠もしっかり。運動もして代謝を上げ、そして化粧品を使ったスキンケアに励まれると良いと思います♪


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