曇りや雨の日でも日焼けする!対策を忘れずやりましょ!
「今日は曇っている!やったー」「雨で憂鬱だけど、日焼けの心配が無いからいいね」という感じで、曇りや雨の日は日焼けの心配が少なく、ちょっぴり安心してしまう自分がいますよね。
たしかに、雲が多ければ多いほど、紫外線が降り注ぐ量は少なくなりますので、ギラギラな快晴の日に比べたら、肌にとっても嬉しい一日となりそうです。
でもそれは、“決して日焼けしない” ということではありません。曇りや雨でもまわりが見えるのは、太陽の光が存在するからですよね。つまり、紫外線は雲を通過してやって来ているのです。それに、雲がある分反射もします。
この記事では、曇りや雨の日の日焼け対策についてお伝えしてまいります。
まずはデータ!曇りや雨の日の紫外線って?
先に、データをちょっと見ていただきたいと思います。簡単にお見せするので、数字が苦手でも大丈夫です♪
曇りや雨の日のUVインデックス(紫外線の強さを指標化したもののこと)は、快晴時と比べて次のようになっています(データの出どころは気象庁です)。
快晴時のUVインデックスを 100% とすると、
- 薄曇りの日は、80%台。
- 曇りの日は、60%近く。
- 雨の日は、30%くらい。
※ 札幌、つくば、鹿児島、那覇で1997~2010年(鹿児島は1997年~2005年3月)に観測されたUVインデックスを用いているとのことです。
もちろん本来のデータにはバラツキがありますが、平均的な数字は以上のようになっています。
いかがでしょうか?データを見てみると、曇りや雨の日でも紫外線の影響を受けることが分かりますね。まあ、雨の日は随分紫外線量は減ってはいますが、曇りの場合は全然侮れないということになります。
曇りや雨でも、晴れの日のように対策を!
晴れであろうが曇りであろうが雨であろうが、晴れの日にするように、きちんと日焼け止めを塗ったり日傘や長袖を利用したりして対策をするようにしましょう。
曇っていれば紫外線量が少ないからといって、日焼け止めの量を少なくする必要はありません。快晴の日と全く同じで差し支えないと思います。
むしろ雨の日は、雨に濡れたりして日焼け止めが落ちてしまったり、湿気で日焼け止めを塗ってもムラが出たりしやすいかもしれません。日焼け止めは万遍なく塗って、雨にも濡れないように大きめの雨傘を使いましょう。
それと、曇りや雨の日は気圧が低く、体調を崩す方も多いかと思います。体調がかんばしくないと、肌の調子もなんだか悪くなりますよね。普段から敏感肌の傾向がある方は、より体調が肌に現れやすく外的刺激も受けやすいので、日焼け対策を入念に行なってみてくださいね。
天気問わず役に立つ日焼け止めの選び方
快晴だろうが晴れだろうが曇りだろうが雨だろうが雪だろうが風だろうが、どんな天気でも役に立つ日焼け止めの選び方をお伝えします。
どんな日焼け止めが良いかというと、それはずばり、“付け心地が軽く、肌に優しいタイプのもの”です。その理由は以下のとおりです。
肌に優しいっていう点はまあ良いとして、付け心地が軽いっていうのは、特に曇りや雨などのジメジメした日に、とても良い使用感をもたらしてくれるからです。ガチッと吸着するような重たい感じでは不快指数が増してしまいます。
それに、湿気のある日はメイクにもムラが出やすいので、そのムラをカバーしてくれるという点も加味されている日焼け止めがあれば、それが一番おすすめかと思います。
「じゃあそんなアイテム、何があるのか教えてくれよ」という声が聞こえてきそうなので、一例として、ひとつご紹介しましょう。HANAオーガニックから出ている「ウェアルーUV」というものです。
私はウェアルーUVを愛用していますが、中身を出して、顔にササッと塗るだけで顔がツヤっとします。ファンデーションを塗っていないのにもかからわず、妹に「肌が明るいね」と言われたほどです。この点がまず、メイクサポートに良い部分です。
肝心の日焼け止め効果は、SPF30でPA++で、紫外線が最も強いと言われる6月にも、しっかりと私の肌を守ってくれています。が、塗り方が悪いと効果は半減しますので、しっかり万遍なく塗ることが大切。
あと、使用感が軽いからこそのデメリットもあり、汗に流れやすい(^^;)なので、もし外出が長引きそうなら携帯し、ときどき化粧室で塗り直しをしてみると良いでしょう。ちょっと面倒ですが、その分肌には優しいので、安心です。
もちろんですが、水泳や海水浴では水に流れてしまうので使うことができません。水に入る場合は、ウォータープルーフの日焼け止めをご使用ください。でも、そういうのはたいてい肌に負担が来るので、日常的な使用はおすすめできません。
雨傘は、日傘よりも効果がある!?
ついでに、傘について触れておきたいと思います。
私は以前どこかで、「紫外線を防止したいなら、日傘なんかより雨傘のほうが良いよ!晴れの日でも雨傘を使ったら?」と聞いたことがあります。
果たして、これは本当なのでしょうか?
答えは、半分本当です。言うなれば、「日傘も雨傘も、同じくらいの紫外線カットが期待できる」となります。ただ、次のような条件があります。
- 雨傘は、黒や藍色など色が濃いものであること
雨傘は、基本的に雨を弾くコーティングがしてあり、その時点で紫外線を多くカットしてくれるそうです。そして色が濃いほど、紫外線カット率は90%以上になるんだとか(濃い色のほうが吸収率が高まるため)。ただ、濃い傘は熱がこもりやすくもなります。
それから日傘。安物だと日除け効果しかないものも多いですが、雨傘と対等に比較するには、やはりUVカット加工してあるものでないと意味がありません。その上で比較すれば、雨傘も日傘も、実はそんなに大差なく紫外線カットできるということになるんだそうです。
なお、晴雨兼用傘というのもありますが、これも雨傘と同様に捉えて差し支えないでしょう。
ただ、いずれにしても、傘を利用した対策は、全日焼け対策の一部分でしかありません。というのも、傘で防げるのは空から降り注ぐ紫外線のみですから、壁や地面に反射したものまでは防げないからです。
紫外線量のだいたい60%くらいは散乱光によるものだと言われているので、日焼け止めをはじめ、衣類などによる対策も必要になってきます。傘だけにとらわれないよう、広い視野で対策なさってみてくださいね♪
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タグ:紫外線・日焼け